〔023〕赤谷山 (1,216m)
2016年06月18日
兵庫100山に戻る

兵庫県宍粟市


    標高差:427m
累積標高差:582m
兵庫100山』   兵庫100山の3巡目達成の為だけに登る。
Road Map :R29の戸倉トンネル東側から旧R29に入り、車止めゲート前に車を停める。
Route Map:ゲート前駐車場から山頂を往復する。
赤谷山
  兵庫100山の3巡目を決めた時点で登らねばならなくなってしまった山であるが、そう言う理由が無い限り、登らなかった山である。 4巡目の無いことを願いたい。(それは自分で決めることである。)
  ”赤谷山”は積雪期に登られるハイカーが多いので、積雪期には面白い山なのかも知れないが、見っとも無いのでスキー場のゲレンデだけは歩きたくない。
  ”赤谷山”へは1回目、旧戸倉峠から、2回目は戸倉スキー場から登ってみたが、共に良い山との
印象はまったく無く、山頂からの展望も在り来たりのもので誉めたものではなかった。 それが判っていると3回目はがっかりしないものであるが、展望が無く、何の取り得も無い登山道にはがっかりした。
  参考に名山とは?
大辞林によると『 姿が美しく立派な風格の山。名高い山。』となっている。
何が言いたいのか判ると思います。
あかたにやま
登り:1時間11分(林道歩き16分含む)
下り:58分(林道歩き13分含む)
コースタイム:2時間36分(休憩時間27分含む)
'09年に来た時には車止めゲートは簡単開けられる状態であったが、今日見たゲートはくさりを南京錠でしっかりと施錠されていた。
今日は陽射しが強いので樹林帯を歩く旧戸倉峠側から登ることにした。林道の車止めゲート前の駐車場に着くと、先行車が1台停まっていた。
ハイカーならもう下山して来る頃だろう。11時49分に林道を歩き
始める。
林道には落石は殆ど無く、簡易舗装されている個所も多いので問題なく走れそうだ。 ケチ臭いゲートなんか設けずに解放してくれよ。
林道歩きは陽当たり良好個所が多く暑い。 日影を選びながら歩く。
樹林に覆われ展望のまったく無い登山道を山談義しながら歩く。
林道歩き16分で登山口に着く。 すると林道の上の方からハイカーが一人下りて来た。 下山ですか? と聞くとこれから登る所だと言う。
ならばと後を付いて行くことにする。
高校、大学時代にはワンゲル部に所属しており、コンパスと地図での読図には自信があるらしい。 しかし、山歩きから離れて、今は読図感が薄れているとか。 キリマンジャロにも登ったことのある経歴の持ち主であり、ヤマラーとしてはおいらより遥かに先輩だった。 現代では見ることがないニッカボッカから経歴を感じられた。
彼は地図を片手に歩いており、時々、現在地をチェックしている。 俺と心構えがまったく違うが、その訳は後ほど判った。
宍粟市在住で、最近、宍粟50名山のガイド本を買って宍粟の山を巡っているらしいが、日本アルプスで鍛えた人が何で宍粟の山を登るの? の
感を受けた。 当然、おいらは宍粟50山が大嫌いなことを語らせて頂く。
1時間11分にて”赤谷山”(1,216m)に着く。 彼に山頂からは戸倉スキー場のゲレンデが
見えると説明したのはウソだった。 ここからゲレンデはまったく見えなかった。 俺は薮扱き
大嫌い、縦走大嫌いであるが、彼は縦走大好き男の様であり、赤谷山から三室山への縦走路を
探しに行くと言うので、積雪期でないと無理だろうと助言して山頂で判れる。
この登山道で唯一褒められるのはブナの巨木ではなく、
中木が育っていることだけだろう。
山頂で41歳の彼と27分間、山談義して下山する。 気が合いそうな面白い男だったのでメルアドを渡しておくがメールを貰えるだろうか?
登山道はクソ面白くない樹林帯の尾根筋を下って行く。
終始、歩き易い道も良い点であったが、それでけでは悪い点をカバー出来ず、結果、面白く無い山となる。
ここは真っ直ぐ尾根が伸びている所であり、道を見失う個所であるが、宍粟50山で設置された道標が役だった。
下山45分で登山口に戻る。 後は林道を15分程歩いて戻るだけだ。
林道が見えて来た。
登り時に見落としていた旧戸倉トンネルの入り口。 不気味なだけだ。
林道途中から見えたピークは ”赤谷山”だろうか? これを名山と
言うのであればガイドブックの編集者とお話しをしてみたい。
下山58分にて駐車地に戻り ”赤谷山”を終了する。
兵庫100山の内、一山を消化しただけだ。